PENESTRATORIUM

K.Inoue online portfolio

Spacial Acoustics Series

 
作品“SPACE MAESTRO”の制作を皮切りに始まった立体音響シリーズは、「場の歪曲」を基本コンセプトに据えている。「場」とは、単に物理的空間を指すものではなく、作品とそこに居合わせた鑑賞者、あるいは鑑賞者同士の、相互が響き合って織り成す“精神的磁場”や“コミュニティ”といった観念的空間も含めて定義している。

“SPACE MAESTRO”では物理空間に対して最も能動的関与の可能性を、“BABEL”では既存のプロットの再構成を、“DARK MATTER”ではパフォーマンス理論の再設定と、それに伴うコミュニティの変容を、それぞれ立体音響を通じて試みている。物理的空間から観念的空間への働きかけに徐々にシフトする中で制作された“The Mirror”では、単音源でいかに鑑賞者の精神を揺さぶるかという試みにまで振り切ることになる。

Series of artworks